2020年6月にAPtrikes125を購入して、2年半経ちました。
購入当初は、毎日子供の保育園送迎に使っていたのですが、小学校に通うようになり、週1回の近所への買い物などに使う程度で走行距離は2年半で5000km弱ですが、、細かい故障などはありましたが、幸いなことに今まで走行出来なくなるような故障はありませんでした。
他の ユーザーの方のSNSなどでは、購入してすぐに動かなくなった。ロードサービスを何回か使ったことがあるなど、走行中に動かなくなってしまった事例も多数お見かけしてました
購入して2年を過ぎたので、そろそろ走行中に動かなくなり、ロードサービスを使うことになるのかなぁと漠然と思っていたのですが、ついに加入していた任意保険のロードサービスを頼む事態になってしまいました。
こういったトラブルなどは、APtrikes125ユーザーの方、またこれから購入を検討しようとされている方にも、参考になると思いましたので、故障から修理までの過程をまとめてみました。
故障当日の状況
故障当日の状況としては、久しぶりに長めの距離を走る予定だったので、走行前にタイヤ空気圧やネジなどは、一応チェックをしてから出発しました。
立体交差などもある、大きめの幹線道路を走行して、家から5kmほど進んだあたりで、走行中に突然アクセルが効かなくなりました。
エンジン自体はかかっている状況でした。幸いうまく路肩のバス停に寄せて停まることが出来ました。
一応、グリップを剥いてみた所、スロットルパイプがこんな感じでヒビが入っており、これが原因でアクセルを開けてもアクセルワイヤーが巻き取れない状況です。
エンジン自体は動いているので、アクセルさえ引ければ動かせるのではないかと思い、左スイッチボックスを開けようと思ったのですが、非常用の工具としてレンチは各種車載していたのですが、プラスのドライバーを持っておらず、左スイッチボックスを割って開けることが出来ませんでした。
近くのコンビニでドライバーを買って様子を見ようと思ったのですが、残念ながらドライバーは売っておらず、色々と考えたのですが、契約している任意保険のロードサービスをお願いすることにしました。
任意保険のロードサービスに依頼
ロードサービスに電話をしてAPtrikes125のナンバーを伝え、正確な住所はわからなかったのですが、現在いる地点の情報をお伝えして、三輪のバイクである旨を改めて伝えた所、1時間弱でロードサービス車両が迎えにきて頂けました。
(契約している任意保険のロードサービスは50kmまで無料でした)
本来なら修理工場へ移送して頂くことが普通だと思いますが、今回はスロットルパイプなどを自力で交換すれば直りそうだと思いましたので、自宅まで運んで頂くことにしました。
無事に自宅へ
ロードサービスの助手席に乗せて帰宅したかったのですが、同乗者を乗せるとタクシーとしての業務にあたる、ロードサービス車両が事故した場合に保険が効かないなどあり、タクシーなどを使い自力で帰る必要がありました。その際のタクシー料金は後日、保険会社から領収書で精算して頂けました。
故障の原因
翌日、左のスイッチボックスを開けてみると、スロットルのインナーパイプの所が割れた影響で、アクセルを開けるスロットルワイヤーが完全に切れてしまっておりました。
早速、APtrikes125 発売元のアライブプラスさんのWebサイトから、左右のグリップセットとスロットルワイヤーを注文、すぐに届きました。
交換パーツが揃ったので修理していきます。
アクセルワイヤーの交換
交換パーツが揃ったので修理していきます。
キャブレターから伸びているスロットルワイヤーを確認して、新しいスロットルワイヤーと交換して行きます。
スイッチボックスを開けて、ワイヤーを外します。
そして、キャブレターを外して、こちらのキャップ、スプリングの順でアクセルワイヤーを取り出して車体下に結束バンドで固定されている部分をカットしてワイヤーを交換。
念の為、新品のワイヤーにチェーンルブを注油しておきます。
スロットルパイプにワイヤーを付ける際も、ワイヤー先端のタイコと呼ばれる部分をセットする際にちょっと癖があったり、キャブレターにワイヤーを戻す際にも、外した時の逆手順でスプリングを縮めつつ
HONDA CUB CUSTOM70 フロントブレーキ&チョーク&アクセルのワイヤー交換 https://www.bbb-bike.com/magazine/restore/parts_exchange/vol14.html
溝が左右にあるので、向きに注意しながら、スロットルバルブの溝に合わせてキャブレターにねじ込んでトップキャップを元に戻せば完了です…
エンジンをかけた瞬間にアクセルが全開
外装を元に戻す前に、一度エンジンをかけて、動作確認します。
エンジンをかけた瞬間にアクセルが全開状態になってしまいます。
これは、スロットルバルブをキャブレターに入れた向きが逆だったという事です。
キャブレターから、スロットルバルブを外して、180度向きを変えて再度入れ直して、完了。
動作確認も大丈夫でした。
左右のグリップが違う状態ですが、試しに走行してみましたが、今までより、アクセルの開け締めの反応が早く、良い感じです。
一応、これで修理完了です。
修理を終えて、修理代など
今回、初めて路上で動かなくなり、任意保険のロードサービスのお世話になってしまいました。
契約している保険のロードサービスは、50kmまでなら無料でしたので、ロードサービスでの費用はかからずに、交換部品とワイヤー用のオイルで合計3千円ちょっとの費用で済みました。
修理後、APtrikes125を走行して、改めて感じたのは、故障の予兆として、アクセルの開け締めが故障前にスムーズに行かない事がありました。
特に、ギアをシフトアップする際に、引っかかるというか、いつもの様にアクセルを戻してシフトアップしても、エンジンの回転数が高いままでギアをつないでしまっている事が多々ありました。今にして思えば、故障の予兆だったと思います
多分、ワイヤーが少し切れて伸びたりしていた可能性が高かったと思います。
アクセルの動きが鈍い、いつもの様にギアを上げたのにギアチェンジが引っかかるなどの症状がある場合は、アクセルワイヤー、スロットルパイプなど点検する必要があるのかと思いますし、不調の症状が出てなくても、アクセルワイヤーの定期的な点検や注油などの整備は必要だと思います。
故障した当日、息子にAPtrikes125が故障した事を伝えたのですが、直るの?動かなくなっても捨てないで!と言われ、息子の日常にはAPtrikes125が生活の一部になっているんだと改めて感じました。
APtrikes125は部品などの精度が低く、定期的な整備や点検が必須な乗り物だと思ってますが、息子の為にも、今後も整備に気をつけならが、長く乗って行きたいと思います。