APtrikes125 3Dスキャンしてみた

前々から、使ってみたかったiPad ProのLiDARスキャナでAPtrikes125を3Dスキャンをしてみました。
ARやVRなどの未来が少し見えた気がしました。

目次

LiDARスキャナとは?

まずLiDARスキャナとは、iPhone12 ProとMax、iPhone 13 ProとiPad Pro2020モデルと2021モデルに搭載されており
光を使ったレーダーのようなもので、光が反射して戻ってくるまでの時間を計測することで、カメラを向けた空間の奥行きや被写体の3次元的な形状を計測できる機能です。

LiDARスキャナが搭載されているデバイス
iPad Pro (2020/2021)
iPhone 12 Pro / 12 Pro Max
iPhone 13 Pro / 13 pro Max

私が使用しているiPad Pro にもLiDARスキャナが搭載されていたのですが、全く使っておりませんでした。
前々から、ちょっと興味があったので今回、APtrikes125を3Dスキャンしてみる事にしました。

LiDARスキャナで撮影

まずは、Scaniverseという無料のアプリを立ち上げて、対象物の大きさを設定してスキャンを押して撮影します。

シマシマの部分はスキャンされていない領域で、色々な角度で撮影し続ける事で3Dの立体データになります。
しかし中々上手くスキャンされず、一部分が上手くいくと、違う部分が駄目になる感じで、全体的にうまくいかずにAPtrikes125のまわりとグルグルとまわり続けました。ガラス部分は認識されませんし、ホイールのような細かい部分も苦手なようですが、一応撮影を終了しました。

完成 APtrikes125 3Dデータ

完成したAPtrikes125の3Dデータがこちらです。
良く出来ている感じもありますが、事故で廃車寸前の様なボロボロな車体ですし、まだまだ未完成な感じがします。
LiDARスキャナ自体は、森林調査、地形測量、トンネル形状調査などの測量分野ではすでに実用されていて、ロボットやドローンなどにも搭載されている技術らしいのですが、iPhoneやiPadなど身近なデバイスで体感出来るのは凄い事だと感じます。
今後、地図が3Dになったり、部屋の模様替えを3Dで試したり、色々な分野で目にする事が多くなると思います。

レゴ・ブロック APtrikes125も

あまり上手くい行かなかったので、
以前制作したレゴ・ブロックのAPtrikes125も3Dスキャンしてみました。

結果、更に残念な仕上がりになりました。
目標物が小さすぎたのかも知れません。

カメラも3Dスキャン

カメラはSONY α6400

もう少し大きい対象物として
カメラも3Dスキャンしてみました。

熱で溶けてしまったような仕上がりですが、可能性は感じます。

単純なサッカーボールもスキャン

最後に、単純なサッカーボールもやってみたのですが、

こちらも、もう一息といった感じでした。

意外と楽しい3Dスキャン

今回、ずっとやって見たかったAPtrikes125の3Dスキャンをやってみて、
スマートフォンのような環境で実施するには、まだまだ発展途上な感じだと思いましたが、
APtrikes125をスキャンして専用のパーツを開発したり、スキャンしたデータから3Dプリンタで出力してミニチュアを制作したり、個人でも気軽に楽しめる様な時代が、あと数年で実現しそうな感じを受けました。
もしLiDARスキャナ搭載機種をお持ちであれば、私のように使ってない方も多いと思いますので、無料で出来ますし、意外に楽しいので、一度使ってみてはいかがでしょうか?
試しに子供をスキャンしてみたのですが、子供がじっとしてないので、まったくデータが取れませんでした。

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